全日空(ANA)企画のスキーツアーはおすすめ!

スキーツアーというものは、バス会社や旅行会社だけが企画しているものではありません。実は大手航空会社自身も、飛行機を利用したスキーツアー商品を企画・販売しています。バス・新幹線ツアーであれば行ける場所は近場に限られてしまうものの、飛行機でのスキーツアーであればかなり遠くまで行く事ができます。近場のスキー場に飽きてきたら、飛行機でスキー場に行ってみませんか?

毎年行っている蔵王に行くスキーツアー!

バス・新幹線ツアーと飛行機ツアーを比較

スキーツアー商品は、宿泊施設1点セットのマイカープランもあるものの、基本的には移動手段がバス・新幹線・飛行機に分かれます。

その中でバスだと乗り物の最高速度が100km/h程度のため、そんなに遠くまで行く事ができません。新幹線だと時速300km/hのためある程度遠くまで行けますが、例えば東京駅から北海道南部の新函館北斗駅まで向かうと約4時間の時間がかかってしまいます。

一方、飛行機の数倍のスピードで移動できる飛行機を利用すれば、遠い場所でもわずかな時間でアクセスする事ができます。大手航空会社の全日空(ANA)は、代理店などを通すことなく自社にて様々なスキーツアーを企画しており、人気が急上昇中です。

全日空(ANA)企画のスキーツアーではどこに行ける?

全日空(ANA)が企画するスキーツアーの行き先は、日本の北端に位置する都道府県・北海道になります。そして、新千歳空港だけでなく旭川空港を利用して北海道中央部のスキー場に向かう事も可能となっています。

ツアーの基本内容について

全日空企画のスキーツアーの基本内容は、「航空券+ホテル+スキーバス」の3点セットになります。空港についてから自費でバスを利用しなければいけないという事はなく、会社側が用意したツアー客用バスの利用料もセットになっています。

リフト・ゴンドラ券に関しては、基本セットから外れますが、「スーパークーポン」というものを利用すれば格安で購入できますので心配いりません。その他、スーパークーポンを利用すれば用具(スキー板・ウェア)レンタルも安く済ませる事ができるようになっています。

ホテルに関しては同じ目的地の中でも好み・予算によって好きなところを選べるようになっており、決められたところに泊まらなければならないわけではありません。食事については朝食は付いてくるものの夕食はついていないため、夜は外出して北海道のグルメを堪能できます。

逆に夜もホテル内で食事したい場合はオプションで夕食をつける事も可能です。日程に関しては3日間のツアーが基本となっており、2日目については朝から1日中ずっと滑っていられます。なお自由度の高い旅にしたい場合は、1日目と3日目の空港からスキー場にかけての区間を、自費になりますが単独移動する形もとれます。

つまり、1日目・3日目にまったくスキーをしなくていいのであれば、単独行動も可能である事を活かして空港付近の人気観光地を巡るのも自由です。

北海道のスキー場の特徴や魅力

北海道はかなり緯度が高い場所に位置しており、秋になると南部のほうでも降雪日が増えていきます。そして大体のスキー場は11月にオープンし、アーリーシーズンから人口雪ではなく天然雪の上を滑走できます。さらに降雪量の多さに関連してゴールデンウイーク(5月初旬)まで営業しているスキー場も多く、春になっても雪質の良いゲレンデの上を滑る事が可能です。

また北海道は食べ物が美味しいという点にも注目です。昼夜の寒暖差が激しいため質の高い野菜・果物が作れるほか、魚介類も寒い海を生き抜くためにたくさんの脂肪分を蓄えています。ホテル内やゲレンデ内のレストラン・施設外の飲食店では、極めて美味しい旬の農産物・魚介類などを利用した料理を食べられるのも大きな魅力です。

ただし、真冬の気温は相当低くなるため、荷物が重くなるとしても十分な防寒具を用意するようにしてください。

ルスツリゾートスキー場について

新千歳空港付近のスキー場の中で、飛行機ツアーの目的地として特におすすめしたいのは「ルスツリゾートスキー場」です。所在地は、北海道虻田郡留寿都村(るすつ村)という自治体になります。おすすめする理由は、まず人気のニセコ地域と比べて新千歳空港から圧倒的に近いからです。

具体的には、新千歳空港からニセコ地域のスキー場に向かうとなると3時間前後の時間がかかってしまいますが、ルスツ地域であれば約2時間で到着します。こちらの地域にある唯一のスキー場であるルスツリゾートスキー場に関しては、上質のパウダースノーを大きな武器としています。

ゲレンデの広さも魅力で、Mt.Isola(標高994m)・East.Mt標高868m)・West.Mt(標高715m)という3つの山頂よりありとあらゆるタイプのコースを滑る事ができます。

3つの山における合計のコース数は37で、総滑走距離は40km以上となっており、宿泊施設East.Mtではナイター営業も行っています。

なお、敷地内にはルスツリゾート保育園という施設も設けられており、一時預かりサービスを利用して小さな子供を預ける事も可能です。

その他、日帰り温泉施設もスキー場そばにあり、周囲の絶景を眺めながら湯に浸かれるのもポイントです。

ニセコ地域のスキー場の魅力

ルスツ地域の西側に位置するニセコ地域には4つのスキー場があり、近年は国内だけでなくオーストラリアなど南半球のスキーヤーの間で人気が高い事で知られます。この地域はルスツのスキー場を上回る国際最高ランク・そして世界最高レベルの雪質を誇り、それが外国人人気の大きな秘訣となってきました。

4つのスキー場の中で一番おすすめなのは、「ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ」です。こちらのスキー場のおすすめポイントは多数ありますが、まずは規模の大きさです。全部で30コースあって、下のほうは初心者向けながら山の頂上付近はかなり斜度が大きい上級者向けコースも用意されています。

さらにゲレンデが"北海道の富士山"と称される羊蹄山の方向を向いており、晴れている日は雄大で美しい山とその裾野の景色を見渡しながら滑れるのも魅力です。その他、オーストラリアにやってきたのかと錯覚してしまうくらい南半球から来た外国人が多い状況の中で、飲食店など様々な場所で彼ら・彼女と触れ合えます。

つまり、ニセコは生の英語と接して今すぐ英語読解力を上げたい人にもおすすめのエリアといえます。

旭川空港から富良野のスキー場へ

着陸地が新千歳空港ではなく旭川空港になるスキーツアーにおいては、北海道中央部に位置する富良野スキー場に行く事ができます。旭川空港からはスキーバスで1時間40分と近く、空港をついてからの移動時間が少なくて済みます。

そして、雪深いニセコと比べて冬でも天候が安定しており、晴天率が高いのも魅力となっています。スキー場の規模も大きく、20以上のコースが用意されていて主に初級者・中級者がターゲットです。